ども。全学連委員長をやってます、織田と申します。  僕は、学生はこの8月、反戦闘争に全力で立ち上がって、ここまで闘ってきました。  その地平を引き継いで、今日はドイツの学生と一緒にここに参加しています。  僕の今日の仕事は唯一つで、全学連大会の大結集に向かって自分自身が腹をくくると言うことです。  そういう決意を言うということが今日の僕の仕事なので、聞いて頂ければと思っています。  改めて、今日、靖国闘争をやって色々考えさせられました。僕たち学生は、イングリットさんが言ってくれたように、学生運動の正面課題です。反戦闘争、そして排外主義と闘うことは学生運動の正面課題であるって言うことです。  学徒動員で一番最初に動員されたのは法政大学の文系の学生です。  持っていたペンを拳銃に持ち替えられて、そして戦争に動員させられていきました。  そしてすぐ裏の靖国神社に死んだらあそこで会おうっていう、こんなことを言わされて、動員させられていったっていうことですよね。  こんな非科学な考え方、大学がこんな非科学な考え方に屈して、戦争に学生を送り出す、こんなことがつい60数年前にあの場所で行われたってことですよ。  僕は今、こうした大失業の現実、戦争の現実、これと大学が真っ正面から対決する力を持っていない、それと関係なくテストだ、授業だ、広島闘争に行くなっていう、8月5日まで広島大学はテストをやっているっていうね、で広島大の教授がグァムに基地を移転すればいいだなんて平然と言ってるっていう、こういう現実とやっぱり対決して闘ってきたんだと僕は思います。  それで、色々考えてしまうことが山のようにあって、例えば原爆って言う問題があって、色々勉強していく内に、この3月に行ったカリフォルニア大学のバークレー校、あれが原爆製造の拠点だったってことですよね。大学が、原爆に真っ正面から加担してあの原爆がつくられていった。  それで、アインシュタインという学者が、この原爆をつくることに動員させられて、彼は日本が大好きな学者だったらしいです、彼は自分がつくった原爆が最後日本に落ちて、ショックのあまり本当に何も分からなくなって、最後は彼なりに反戦闘争に立ち上がっていくわけなんですけれど、彼がどうやって動員されたかといったら、ドイツより先に原爆を作るんだと、それで動員されていったってことですよ。  学問っていうもの、大学っていうもの、これが現状を変革する力を持つんじゃなくて、むしろ今の現状を追認して正当化していく、大失業・戦争の現実を正当化していくってあり方に対して、私たち学生がやっぱり立ち上がって、大学の現実を取り戻していかなきゃいけない。本当の力を取り戻さなきゃいけないってことを、改めて今日感じました。  僕は、逆に言えば、この力、つまりドイツより先に原爆を作れといって、学問が屈していった、逆に言えば僕たちがいま世界の労働者が団結して立ち上がって、この戦争を止めよう、核をなくそう、こうやって立ち上がっていることに、本当に展望があるんだって言うことをね、もう一度ハッキリさせようってことですよ。  法政大学がいまどんなことを言っているか。日本の学生の本当の敵は、中国とインドにいるんだってね、いうことを言ってるわけですよ。つまり大失業の中で、あいつらに勝ち抜けっていう事と、戦争であいつらをぶっ飛ばせって事と、一体のこととしてかけられてるってことですよ。  学生が商品として競争させられてるってことと、その学生が銃を持って最後は戦争に行くって事が、同じ攻撃として学生にかかっている、つまり教育の民営化粉砕っていう闘いを、僕らはもう一度、改めて一からつくり出して、この戦争を止めていく力をつくるんだ、そういうことだと思います。  マルクスは言いました。資本主義が世界史的個人を生み出した、世界市場に規定された個人、つまり世界をすべて変革し、世界の全ての人間を解放しなければ、自分が解放されない個人を生み出したのが資本主義だ、そして大失業の中で、大恐慌の中で、この歴史的飛躍が、人間に突きつけられてくるんだってね、いうふうにマルクスは喝破しました。  今その時がきています。ドイツの学生がここに来ています。韓国の労働者がここに来ています。それが何よりの証拠だって僕は思います。  僕はこの間、ドイツの学生とたくさんの討論をしながら色んな事を教えられました。本当に大きな事だったと思います。  この前討論してわかったことなんですけど、去年の10万人の教育ゼネストが、ドイツで闘われるんですけれども、呼びかけてるグループはほとんどないってことなんですよね。本当に自然発生的に大衆が立ち上がる、そういう所から10万人のゼネストになっている。やっぱり労働者・学生は、本来そういう力を持っているんだって事をね、改めて僕は気づかされるのと同時に、日本が何でこうなってないのか、国鉄分割民営化がいかに大きかったのかってことをもう一度突きつけられた思いであります。  先日のG8でいわれていること、ギリシャようになるな、全ての国で公務員攻撃を開始する、こういう宣言がされて、全ての国で分割民営化をやるんだっていう情勢に入ってます。世界の労働者・学生がこれと対決して、動労千葉のように闘う時が来たっていうふうに僕は改めて思うんですよね。  ドイツの学生は俺たちは鉄路に生きる英語版を持って帰ると言うことなんで、本当にそういう時代が始まってます。  それで、僕らはやっぱり最後、飛躍を迫られてる、本当にこの大失業を革命に転化できる学生・労働者の団結を組織できるのかどうかっていう飛躍を迫られています。  だからどうやって飛躍するかってことばっかり考えたんですけど、だけどもドイツの学生が言ってくれることがすごい嬉しくて、やっぱ全学連はすごいと、団結していると、いうことに本当に感動してくれるんですよね。  改めて僕たち日本の学生・労働者がやってきた運動が、正しかったって言うことを本当に教えられました。  僕らがやっぱりもう一度そこに立ち返って、そこから、動労千葉のように闘ってきた、その原点から、今回の全学連大会を、ぶち抜いていきたいと考えています。  すでにその闘いは開始されています。前半戦、この学生が商品として扱われている現状を突破するために、処分撤回署名を徹底的に使い切ってきました。  仲間のために声をあげて、商品のように競争させられている現実を、学生が根本から打ち破っていく闘いとして、署名運動をやってきました。  そして多くの仲間が結集している。ここにも一年生が来ています。  その反動として、洞口さんに対する処分が下されている。つまりもう一度学生は商品になれ、そういう処分として下されているってことですよね。だから私たちは、もう一度この処分粉砕だと、洞口処分粉砕、学生は商品として扱われる現実を突破して、世界を変革する力を取り戻そう、そういう怒りと誇りでもって、全学連大会を打ち抜いていきたいというふうに思っています。  上智大学でも看板が出ています。署名をした学生に対して、熟慮しろと言う看板が出ています。お前らは考えていないんだと、考えずに署名してるんだっていう事を平然と言ってるわけですよ。  だから僕たちは、熟慮するために大会をやりたいと、いうことです。  この世界を変革するために、学生が自分の力で考え、行動する力を取り戻し、学生運動を甦らせる、そのために全学連大会を、絶対に成功させていきたいと考えています。  皆さん共に闘いましょう!!  11月一万にむけてばく進しましょう!!  以上です。